| 2009年度住居の会第3回見学会 東横線 渋谷−代官山間 地下化シールド工事現場 2009年11月28日(土)13時〜14時半 |
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| 第3回見学会へたくさんの方から応募を頂いたのですが、定員35名のため、参加者は29名。(当日連絡なしのキャンセルが6名いらしたため。)小学生2名、大人男性3名を含む珍しい構成となりました。 |
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| 言わずと知れた安藤忠雄氏設計の渋谷駅。現在の姿は未だ半分で,残り半分は東京メトロ副都心線と東急東横線の連結工事の完了と共に全容が明らかになります。その二つの鉄道をつなぐトンネル工事を見学してきました。 | ||
| ヘルメットと軍手を着用して地下20mに向かうエレベーターに乗り込み,地上と異なるむっとするような湿気に満ちた空間へ降り立つと,別世界が広がっていました。そこは今から100万年前の地層をくりぬいた場所で,照明に照らされた掘削面は,細かく配置された鉄骨の杭で支えられていましたが,とても堅牢そうでした。 | ||
| まず,日本土木工業協会専務理事の松田一郎氏から今回の見学のポイントについて以下の3つが示されました。 1)きわめて難しい工事 ・地上の明治通りに車両を通しながら渋谷川の下(20m地下)を掘り進む 2)日本のシールド工事の技術は世界一 ・鉄道連結の際、脱線の危険性があるので,数ミリ単位の精度が要求される 3)渋谷駅周辺の再生 ・鉄道高架橋で駅の東西が分断されているが地下広場でつなぎ,歩行者の往来を活性化する |
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| 続いて東横線渋谷ー代官山地下化工事 第1工区 鹿島西松鉄建建設共同企業体 東急渋谷工事事務所 牧内勲副所長から工事の詳しい説明をしていただきました。 この工事は渋谷から1.5km分の東横線線路を地下化するもので,平成24年度中の完成を目指して進行中です。地下化が完了して東横線の高架ホームがなくなると,JR埼京線の駅がもっと乗り換えしやすい位置に移動し,利便性が向上します。工事で難しいのは,もともと高架を走っていた列車を地下に引き込むので,勾配がきつくなることです。この工事は限界勾配である3.5%での施工となり,さらに渋谷から代官山に向かって大きく急カーブする部分も最小半径の160mカーブでトンネルを掘らなければなりません。また,市街地の地下は太い下水管が走っているので,それも避けなければなりません。 |
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| 技術的に容易で力学的にも堅牢なのは単純な円形断面ですが,今回は配管を避けたり掘削土砂が少ない経済的な断面形状が求められ、八の字を横にしたような矩形断面が採用されました。この矩形断面は専用のシールドマシンを用いた「アポロカッター工法」によって掘削します。二つのカッタービットが遊園地のコーヒーカップのような複雑な動きをしながら八の字断面を掘り進みます。巾10.5m,高さ7.2mの巨大な断面の機械で,切り出した土砂はベルトコンベアで後方に送られます。 | ||
| シールドの後ろにコンクリート製のセグメントと呼ばれる部品を組み立ててジャッキでシールドを押しだし,セグメント自身はトンネルの内壁となります。巾1.1mのセグメントは一日に7リング分組み立てられるので,7.7m/日のスピードで進んでいる計算になります。現在は並木橋のあたりまで掘り進んでおり,スタート地点から280m弱といったところです。 | ||
| 実際の現場や作業のVTRを見ると,土木現場のイメージがすっかり変わりました。汗水垂らして力作業,ではなく,精密機械やコンピューター制御による緻密でクリーンな仕事でした。仕事が出来る人の評価は,熟練した親方よりむしろクレーンを操るリモコン操作が得意な若い人であったりするそうです。今まで土木の現場はなかなか体験できなかったのでとても新鮮な体験でした。特にスケール感は圧倒的で,日本の技術力に「人間も結構たいしたものだ」と感心しました。 | ||
| この「100万人の市民現場見学会」は(社)日本土木工業協会が全国で展開している企画で,いままでに4万回以上開催されています。すでに参加者は170万人を超え,来年秋には200万人突破を目指して進行中とのことです。市民のリクエストに応じて様々な現場を公開しているそうですので,また是非別の機会も参加してみたいと思います。 日本土木工業協会 事務局永山貴一さん他、関係者の皆さま,貴重な機会をご提供いただきありがとうございました。 (記:HP係 熊上/撮影:HP係 熊上、崎田)
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| この渋谷川の下を地下鉄が掘り進められているとは! (HP係 崎田)
この他にもたくさんの写真を会のイベントアルバムに掲載しております。ご自由にダウンロードして下さい。 |
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